≪関連記事≫トヨタが米国でEV生産、25年にも 世界100万台体制へ
目次
トヨタ自動車は2025年夏にも米国で電気自動車(EV)の生産を始める。米国では車載電池の工場稼働も予定しており、基幹部品から一貫してEVを製造できるようにする。既に生産拠点を構える日本や中国のほか、インドなど世界各地でもEVを生産し、26年には世界で100万台規模のEV供給を目指す。世界各地でEV市場が急拡大する中、主要市場での現地生産の体制を整える。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD209YZ0Q3A220C2000000/
出典元:日本経済新聞
Introduction
EV化の流れが強まる中、自動車販売もより、情報戦略が重要です。
顧客ひとりひとりの属性にあった営業を行わなければなりません。
販売マーケティングとして重要な要素は現在、所有する車の情報です。
車種、年式、時間車検年月などの情報を収集します。
ショールームへの集客のために戦略エリアに対して同一の広告頒布はこれまではセオリーの一つでしたが、顧客ひとりひとりの属性にあった提案を行うのがベターですよね。
今回はGoogleマップ、LINEをフル活用して、現在の所有する車の情報収集手法を紹介していきます!
若者の自動車離れも加速しているね。EV化の流れは日本の自動車産業の構造的には厳しい状況だね。
マーケティングは変化させていく必要はあるよ。顧客の属性を把握する重要性は確実に高まってるよね。その基本となるのは顧客の情報収集力、分析力そしてそのデータの活用力だよね。
業界分析と現状
業界分析
具体的に顧客情報収集を行っていく前に業界の状況を見ていきましょう。
自動車販売店における現在の営業課題には、以下のようなものが挙げられます。
①新車販売の低迷
自動車販売店は、新型コロナウイルス感染拡大による影響や自動車需要の変化により、新車販売が低迷している状況です。これにより、販売店 の売上が減少し、営業利益が圧迫されるなどの問題が生じています。
②中古車市場の拡大
新車販売の低迷に伴い、中古車市場が拡大しています。しかし、中古車市場は競争が激しく、価格競争により利益が圧縮されることがあります。また、中古車の仕入れ先や在庫管理にも課題があります。
③オンライン販売の普及
近年、自動車のオンライン販売が拡大しています。販売店にとっては、オンライン販売に対応するためのITシステムや人材育成に課題があります。また、オンライン販売により、販売店が持つ情報や顧客情報の取り扱いにも注意が必要です。
④顧客ニーズの多様化
顧客のニーズは多様化しており、カスタマイズや電気自動車などの新しい技術に対応する必要があります。販売店は、ニーズに合わせた商品やサービスの提供、販売員の技術力向上などに注力する必要があります。
⑤雇用の問題
自動車販売店は、技術者や販売員をはじめとする人材の確保に課題を抱えています。特に、若年層や女性など多様な人材の確保には、改善の余地があると言われています。
次の戦略
EVが今後、主力車種となっていくと、これまでのターゲットとなる顧客層とは異なる要素も多くなることが想定され、さらに顧客の情報収集の重要性が高まります。
自動車販売店は生き残りをかけ、より一層、顧客マーケティングデータの収集と活用に力を入れています。
顧客情報の中で重要度が高い項目の一番は今も変わらず現在所有する車の情報です。
所有する車から想定されるユーザーのライフスタイルやニーズの考察が次の一手として重要となります。
ユーザーは高い精度で情報を収集するために専用のシステムを開発したり、セールスフォースなどのパッケージサービスを利用しています。
しかし、無償のサービスであるGoogleマップ、Googleマイマップ、LINE等の使い勝手も益よく、工夫を行うことで有償サービスと遜色ない情報収集が可能なのです。
それを徹底的にご紹介していきます。
課題
以前は新車から10年過ぎたらそろそろ買い替えかーみたいになる人が多かったですけど、最近はベースの車の性能も上がっているので10年で買い替える人は、少ないのではないでしょうか。
さらにEV化の波です。
だから、これまでのマーケティングで新聞広告を打って、待っててはお客さんはお店に来店してくれません。
お客さんにお店に来てもらうためには、これまでよりも1歩踏み込んだアプローチが大切です。理想はターゲットを見える化した上でダイレクトに営業を行える強力な営業ターゲットリストを構築することでしょう。
機能活用
操作フロー
使用するツールはもちろん、Googleマップ、GoogleマイマップそしてLINEです。
営業活動を行いながら、顧客情報も同時に収集していきましょう。
1.営業チームでLINEグループを作成してください。
2.自社顧客の情報をエクセルに一覧に作成して、Googleマイマップ にインポートします。
営業現地ではGoogleマイマップで登録された情報をスマホGoogleマップで確認しながら、1軒1軒回ります。
3.自社顧客の車が情報通りであれば特にアクションは必要ありません。所有する車が変わっていれば、写真を撮り、LINE共有で送信し
てください。
4.情報にない家の自動車があれば、写真を撮り、Googleマップの共有機能で送信してください。
5.Googleマップの共有機能で送信すると地図の座標情報がついています。この座標情報は後に有効利用できます。
使い勝手の良いサービスで情報蓄積量を増加させることが重要です。
プレイヤー
・現地で情報収集する人。
・オフィスでマイマップとLINEを利用して現地から情報をマイマップ へ登録する。.....現地で情報収集する人に対してオフィス側は基本1名でOKです。
業務フロー
・現地情報収集者はGoogleMapsを利用しながらエリアを回る。
・既存顧客の家は確認しつつ、所有している自社他社のデータ及び、データ外の情報を収集していきます。
業務の流れ
①Googleマイマップで自社他社データをデータインポート。
②現地情報収集者はスマホGoogeマップを見ながら調査し、車種、年式、次回車検年月などを記録。画像も取得。
③調査結果はGoogleマップの共有機能のメールを利用して事務所担当者へ共有
④事務所担当者はメール本文にある座標情報がリンクしてある文字からGoogleマップに連携
⑤Googleマップの座標キーにGoogleマイマップで検索
これが肝でアプリ感を連携する場合は座標情報を利用すると地図の位置がぴったりあいます
まとめ
収集したデータの登録
最終的なデータ登録はGoogleマイマップから行います。
車の画像もマイマップから登録可能です。
Googleマイマップから登録したデータはスマホGoogleマップで閲覧は可能ですのでこのような流れでアプリ連携を行うことでこれら無料のツールでも十分に業務で活用できます。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
自社の販売エリアの顧客情報収集に向けて、Googleマップをフル活用して行きましょう!
最後に
今後、自動車業界についてまとめますと、まずは環境問題、自動運転技術へ取り組みへの対応などが課題ですがそれに対応するための、技術者が不足していると言われています。
そのため、自動車メーカーは、研究開発や新しい技術の開発に必要な人材を確保するために、教育や研修などを通じて人材育成に力を入れています。
また、ビジネスモデルも現状の買取やリースだけではなく、サブスクリプションやカーシェアリングなどのサービスを提供することで、車両販売に依存するビジネスモデルからの転換を図っています。
これらの課題に対処するために、自動車メーカーは、持続可能な技術の開発、人材育成、新しいビジネスモデルの探求など、様々な取り組みを行っています。