Introduction
目次
ECサイトでスマホから簡単にポチッと物が注文できる時代です。インターネット通販の注文量は年を追うごとにものすごい量で増えています。
大手宅配会社やAmazonなどの宅配ドライバーは配達ルートや配達時間指定などの条件設定が行える配達アプリを使用していると思います。
更に最近のアプリは、配達先ごとの属性情報(性別、年齢層、不在が多い時間帯など)をアプリに読み込ませながら配達順番を決めてます。
更に重要なのが車は止める場所情報の蓄積ですね。ここでもGoogleマップがものすごく活用できます。
今回はGoogleマップを使用して配達時、短時間配達時間駐車スペース情報の蓄積、活用についてご紹介します。
路上駐車はやりたくないけど、駐車違反は怖いよ。
駐車禁止エリアでの駐車がNGなのは大前提。しかし、宅配はいろんな意味で社会インフラでもあるから、短時間であれば安全駐車スペースを見つけてGoogleマップにどんどん登録していこう。
一般道ではなく、所有地であれば、その土地のオーナーと交渉してある一定の条件で駐車させてもらう交渉もありだなーと個人的には思っています。需要が大きければ新しいビジネスになり得るかもしれませんね。
EC現状と課題
現状は?
ECサイト販売が一般化し、Amazon、楽天、ヨドバシカメラなど、日用品から食料品までECで注文するシーンがかなり増えてきています。
また、フードデリバリーも競争激化でUber Eats、Wolt、 DiDi フード、 出前館等々のプレイヤーが凌ぎを削って戦っています。
注文した商品を自宅や指定先まで届けるドライバーに必須なアイテムとして真っ先に上がるのが地図ですよね。
配達先の時間指定情報や指定なしでも自宅にいる確率などの情報、また、配達の順番をAIで判定する仕組みなど、ITが最も普及している業界の一つなんですよ。
大手宅配会社がITデバイスに投資するのは外国人など、日本語や日本の土地を知らない人でもスマホ1つあれば配達業務ができるようにするというのが究極の目的なのです。
宅配ドライバーは2.3つの端末を業務で持ち歩いています。
宅配ドライバーもそのような端末を使いこなす、器用さが必要ですね。
配達伝票を発行までできる端末、電子マネーなどの決済端末、そして、配達ルートを確認する等の端末を器用に使いこなしながら業務で活用してます。
これは誠に凄いことなのです。
課題
今後、ドライバーに求められる役割は通常業務をこなしつつ、地図情報収集を行うことです。
毎日、現地を配達で回っている宅配ドライバーは物凄い量の情報に接しており、その情報をドライバーの負担になることなく、情報収集することは正にITなのです。
建築中のアパートマンションの情報や道路工事の情報、そして短時間止めやすい車両駐車スペース情報です。
業務フロー
短時間車両駐車スペース情報
配達時、大手宅配会社は人的リソースを活かし、リヤカーみたいな手押し車で細かな配達業務を行なっていますが中小の宅配会社はそんな手は使えないので軽自動車を活用して配達しています。
郊外の戸建て中心のエリアの配達は軽自動車を活用しての配達で問題はないのですが中心部におけるアパートマンション、雑居ビルが多いエリアの場合は駐車する位置(荷物配達時の短時間)を地図上に落としておきたいところです。
原則、荷物の積み下ろし中の5分間以内は駐車違反にはなりません。
しかし、5分未満でも駐車違反の切符を切られるケースもあるようです。多くは自己責任となってしまいます。
駐車違反の可能性を少なくするためにリスクの少ない、短時間駐車OKの駐車スペースを見つけ、地図に記録しておくと何かと有効です。
そういった情報の蓄積もドライバーの仕事なのです。
Googleマイマップ での短時間駐車スペースを登録。
Googleマップで短時間駐車スペースとして適していると思われる地点をどんどん登録していきましょう。
Googleマップの共有機能で登録しておけば、あとからメンバーミーティングで意見交換を交わした上、短時間駐車スペースとして活用していくかどうかを決定するという運用も良いのではないでしょうか?
Googleマイマップ にて地点情報とその他気づいた点をフリーコメントや画像などで登録できますので実際の配達時はその情報も活用しながら業務を行っていくとよいと思います。
Googleマイマップ にて専用のレイヤーを設定して下さい。メンバーで共有しておくことで、スマホのGoogleマップで閲覧することができます。
●まとめ
配達システムの機能が上がり、時間指定での配達の割合が増えてきています。
再配達のリスクが減ることは宅配ドライバーにとってはウェルカムだ思いますが時間の制約が増えてしまうことでもあります。
短時間駐車スペース情報を蓄積しておくことで心の余裕も持つことができます。
どんどん、Googleマップに登録しておきましょう。
あと、奥の手としては私有地は駐車禁止にはなりません。
エリア内においてお客様とのコミュニケーションを力をあげて、
短時間であれば私有地に止めさせてもらえる関係構築も非常に重要な業務ですね。